浸潤影を呈する転移性肺癌のX線学的,病理学的検討

元データ 1982-03-31 日本肺癌学会

概要

肺以外の原発巣より浸潤型の肺転移をきたした転移性肺癌10例について,胸部X線像と病理組織像を対比させて検討した.その結果,浸潤影の性状より異る二つの型に分類できた.胸部X線像で不均等性浸潤影を呈し,気管支肺炎様に経気管支性の拡がりを示した6例では,組織学的にも経気管支散布をすると考えられる細気管支肺胞癌の構築に極めて類似していた.他方,辺縁のボケた小粒状影が均等に散布された4例では,血行性散布をする細気管支肺胞癌のX線像ならびに組織像を思わせ,間質および肺胞の変化を伴っているため,浸潤影のごとく見えるものと考えられた.いずれの型も,すでに私共か報告した細気管支肺胞癌の二つの肺内散布時の胸部X線および組織像に類似した所見であった.

著者

松島 敏春 川崎医科大学呼吸器内科
安達 倫文 川崎医科大学附属川崎病院内科(II)
加藤 収 川崎医科大学呼吸器内科
加藤 收 佐賀医科大学内科
荘田 恭聖 川崎医大呼吸器内科
加藤 収 川崎医学大学呼吸器内科
松島 敏春 川崎医学大学呼吸器内科
安達 倫文 川崎医学大学呼吸器内科
荘田 恭聖 川崎医学大学呼吸器内科
原 宏紀 川崎医学大学呼吸器内科
副島 林造 川崎医学大学呼吸器内科

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