講義情報のデジタル化と配信を行なう教育支援システム : 導入を想定したテストから見る問題と展望

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概要

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我々は、従来の講義形態にデジタル技術を用いることで、教室環境の制約緩和、講義情報の補完が可能になると考え、2000年から、教育支援システムLESSの研究に取り組んできた。今回は、実際の導入を想定したテストを行なった。このテストから、今後に向けての機能の再検討と問題の整理を行い、当面、講義内容の情報を配信する機能の実現に焦点を置くことにし、板書・映像・文字情報を学生側で受信できるようにした。そして、リアルタイム配信機能を実際の教室環境に導入できるようにするため、動作確認の実験を行い、ユーザの要求をどれだけ実現できたかを検討した。本稿では、これまでの経緯と、テストから得られた改良すべき点、リアルタイム配信機能の概要、そして実験を通して新たに挙げられた問題点と展望について述べる。
一般社団法人情報処理学会の論文
2003-10-17

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