プログラムとプロセスの再配置による並列マシン用動的負荷分散方式
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概要
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汎用並列マシンのための動的負荷分散の仕組みとして,性能管理を行うオペレーティングシステム(OS)の枠組みを提案する.性能管理の目的は,汎用並列マシン上でのマルチタスク処理技術の確立である.プロセスを実行するプログラムがプロセッシングエレメント(PE)にないとき,プログラムを持つPEへプロセスを自動的に送りだす.OSはPE上のプログラムを動的に再配置することを通して,プロセスの負荷分散を間接に制御できることになる.仮想マシンの仕組みにより,プログラムとプロセスを送り出す先を一致させることができる.プログラムの再配置戦略と性能結果の組が,戦略データベースに記録されている.このデータベースを参考に,仕事は常に,その時点でわかる最善の戦略で実行される.このとき並列マシンに余裕があれば同時に,もっと良い戦略を求めて実験的戦略を立案し試験実行を行い,探索的に最善の戦略の改良を試みる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-12-15
著者
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