本邦における Bipolaris zeicola によるトウモロコシ北方斑点病について
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概要
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1981年西原が Bipolaris sp. として報告したトウモロコシ北方斑点病菌の同定を行った。本菌の無性世代の形態から B. zeicola と考えられたため, 同菌株をアメリカ合衆国より輸入して, 日本分離菌株との比較試験を行った。北海道, 青森, 栃木および長野の各県で採集した19菌株を供試し, アメリカ輸入菌株との形態比較を行ったところ, 分生胞子柄および分生胞子の形, 大きさのいずれも一致した。次に, アメリカ輸入菌株との交配試験を行ったところ, 19菌株中11菌株が交配し, 子のう胞子を形成した。偽子のう殻, 子のうおよび子のう胞子の形態もCochliobolus carbonum (B. zeicola の有性世代)の原記載に一致した。よって, 本菌をBipolaris zeicola (Stout) Shoemaker (有性世代 Cochliobolus carbonum Nelson)と同定した。
- 日本植物病理学会の論文
- 1986-07-25
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