タバコ立枯病菌およびタバコモザイクウイルスによりタバコ葉中に誘起されたセスキテルペノイドの抗細菌活性
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概要
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タバコ立枯病菌 (Pseudomonas solanacearum) の根部接種およびタバコモザイクウイルス接種の結果, タバコ葉中に生成された7種類のストレス化合物 (グルチノーソン, オクシデノール, オクシデンタロール, フィツベリン, フィツベロール, ソラナスコンおよびソラベチボン) のタバコ立枯病菌とタバコ野火病菌 (Pseudomonas syringae pv. tabaci) に対する抗細菌活性を検定した。供試試量を塗付した薄層クロマト板上にタバコ立枯病菌またはタバコ野火病菌を接種したCPG寒天培地 (塩化テトラゾリウムを添加) を重層する生物検定法を行った。その結果グルチノーソン, ソラナスコンおよびソラベチボンが両細菌に強い活性を示し, オクシドールとオクシデンタロールがそれに次ぎ, フィツベリンとフィツベロールが弱い活性を示した。ろ紙円板生物検定法では, これらの化合物は上記2種類の細菌に対して活性を示さなかったが, グルチノーソン, オクシデノール, オクシデンタロールおよびソラベチボンは Bacillus subtilis に対して活性を示した。オクシデンタロールによる阻止円は他の物質によるそれよりも有意に小さかった。
- 日本植物病理学会の論文
- 1983-09-25
著者
-
田中 博
日本たばこ産業株式会社葉たばこ研究所
-
藤森 嶺
日本たばこ産業 (株) 植物保護開発センター
-
加藤 邦雄
専売中研
-
田中 博
宇都宮たばこ試
-
植垣 令子
日本専売公社中央研究所
-
藤森 嶺
日本専売公社中央研究所
-
加藤 邦雄
日本専売公社中央研究所
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