クログワイの橙色斑点から分離された Nimbya scirpicola
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概要
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1989年, 宮城県名取市の休耕田において, 茎が橙色の斑点を示すクログワイを発見した。橙色の病斑部から病原菌が分離され, 胞子の形態, 培地上のコロニーの形状から, Nimbya scirpicola (Fuckel) Simmonsと同定された。本菌は分離宿主のクログワイとタマガヤツリに対してのみ病原性を示し, イネを含むいくつかの主要栽培植物に対しては病原性を示さなかった。なお, グログワイから本菌が病原菌として分離されたのは日本で最初である。
- 日本植物病理学会の論文
- 1992-12-25
著者
-
田中 博
日本たばこ産業株式会社葉たばこ研究所
-
原田 幸雄
弘前大学農学生命科学部
-
藤森 嶺
日本たばこ、植保センター
-
今泉 誠子
日本たばこ産業 (株) 植物保護開発センター
-
藤森 嶺
日本たばこ産業 (株) 植物保護開発センター
-
本蔵 良三
宮城農セ
-
山田 昌雄
日本たばこ産業株式会社植開研横浜センター
-
根岸 秀明
日本たばこ産業株式会社植物開発研究所横浜センター
-
本蔵 良三
宮城県農業センター
-
三浦 喜夫
宮城県農業センター
-
今泉 誠子
日本たばこ産業(株)植物開発研究所横浜センター
-
今泉 誠子
日本たばこ植物開発研究所横浜センター
-
山田 昌雄
日本たばこ産業株式会社植物保護開発センター
-
本蔵 良三
宮城県亘理農改善セ
-
三浦 喜夫
宮城農セ
-
田中 博
東北大農研
-
根岸 秀明
日本たばこ産業株式会社葉たばこ研究所
-
根岸 秀明
日本たばこ産業 原料技術部
-
今泉 誠子
日本たばこ 中研
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