Xanthomonas campestris pV. poae(JT-P482)のスズメノカタビラ体内における生存性
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概要
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スズメノカタビラ体内におけるXanthomonascam Pestrisp pv. Poae(JT-P482)の生存性を, rifampin耐性菌(Rif-482)を用いて調べた。1)生きた植物体内における本細菌の生存性:7カ月後に, 20℃/15℃(昼温/夜温)の温度条件下では, 高濃度(10^8, 10^<10> cfu/ml)接種の場合には細菌数は検出限界以下となり, 低濃度(10^4,10^<6> cfu/ml)接種の場合には, 約10^4 cfu/gFW以下に収束した。一方, 野外で11月に10^6から10^<10> cfu/mlの濃度のRif-482を接種した場合の植物体内生菌数は, 7カ月後(6月)にはすべて10^4 cfu/gFW以下に収束し,10^4 cfu/mlを接種した場合には大多数が検出限界以下の値を示した。以上より, 本細菌は, 自然界では, 一見健全に見えるスズメノカタビラ内に低濃度で存在すると考察した。2)接種により枯死した植物体内における本細菌の生存性:試験開始時に10^<10> cfu/gDWであった本細菌は, 乾燥条件下では, 20℃/15℃で100週後に検出限界以下となったが, 4℃では2年経過後に10^6 cfu/gDWの細菌が存在していた。一方, 100%RHでは,20℃/15℃, 4℃で11, 47週後にそれぞれ検出限界以下となった。
- 日本植物病理学会の論文
- 1999-02-25
著者
-
藤森 嶺
日本たばこ、植保センター
-
今泉 誠子
日本たばこ産業 (株) 植物保護開発センター
-
藤森 嶺
日本たばこ産業 (株) 植物保護開発センター
-
今泉 誠子
日本たばこ産業(株)植物開発研究所横浜センター
-
今泉 誠子
日本たばこ植物開発研究所横浜センター
-
今泉 誠子
日本たばこ 中研
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