クログワイの病原菌 Nimbya scirpicola の胞子の調製法と保存法
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概要
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難防除雑草の一つであるクログワイ(Eleocharis kuroguwai OHWI)の罹病葉の病斑から単離した病原菌Nimbya scirpicola K-004菌を活性成分とした微生物除草剤の開発の一環として, N. scirpicola胞子の調製法, 保存法を検討し, その病原力を温室において試験した.ナイロンメッシュスクリーンに塗布した菌糸をゲル化し, 培養して生産した胞子を乾燥して吸引回収したところ, 通常の固体培地上で培養した胞子より生産性に優れ, また, 保存性も優れていた(生産性 : 8.3倍, 保存性 : 4℃で10か月, -20℃で12か月).また, 本法により調製した胞子を, 対象雑草であるクログワイへ接種したところ, 通常の固体培地上で培養した胞子と同等の病原力を示した.
- 日本農薬学会の論文
- 1997-02-20
著者
-
本田 実
日本たばこ産業株式会社
-
藤森 嶺
日本たばこ産業 (株) 植物保護開発センター
-
松木 知子
Plant Protection Research Laboratory, Japan Tobacco Inc.
-
根岸 秀明
Plant Protection Research Laboratory, Japan Tobacco Inc.
-
本田 実
Plant Protection Research Laboratory, Japan Tobacco Inc.
-
藤森 嶺
Plant Protection Research Laboratory, Japan Tobacco Inc.
-
根岸 秀明
日本たばこ産業株式会社葉たばこ研究所
-
松木 知子
Plant Protection Research Laboratory Japan Tobacco Inc.:(present Address)tobacco Science Research La
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