各種植物に対するコロナチンとインドール-3-酢酸の生理活性比較
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概要
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イタリアンライグラスかさ枯病菌Pseudomonas syringae pv. atropurpureaが生産する病原毒素コロナチンの生理活性をインドール-3-酢酸と比較した。その結果ジャガイモ塊茎組織切片の吸水作用(細胞拡大生長)はコロナチンで高く, リョクトウの黄化胚軸切片の伸長作用はインドール-3-酢酸が優れれていた。一方, コムギの幼植物根の生育に対しては, 両物質とも同様の阻害を示した。これらの結果, コロナチンとオーキシンでは植物組織に対する特異性が異なることが予想された。
- 日本植物病理学会の論文
- 1980-09-25
著者
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