キュウリ・モザイク・ウイルス感染ササゲ葉で生産される局部病斑形成阻害物質の分離と同定
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概要
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キュウリ・モザイク・ウイルス(CMV)に感染, 局部病斑を形成しているササゲ初生葉から一種の結晶性物質を分離した。本物質は健全葉では見出し得ないことから, 感染によって新たに生産されるものと思われる。この物質を外部から与えた場合, ササゲでのCMVによる局部病斑の形成は抑制される。化学的および生理学的諸性質から, 本物質は植物の癒傷ホルモンと呼ばれるトラウマチン酸と同定された。
- 日本植物病理学会の論文
- 1976-09-25
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