カボチャモザイクウイルス筒状封入体タンパク質, 不定形封入体タンパク質およびキャプシドタンパク質に対するモノクローナル抗体と他のpotyvirusの対応抗原との反応性
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概要
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カボチャモザイクウイルス(WMV2)筒状封入体タンパク質(CIP), 不定形封入体タンパク質(AIP)およびキャプシドタンパク質(CP)に対するモノクローナル抗体(MAb)計6種(CIP1, CIP2; AIP1, AIP2; CP1, CP2)と他のpotyvirusの対応抗原との反応性をelectroblot-ELISAを用いて調べた。各MAbは同一抗原とは強く反応したが, ズッキーニ黄斑モザイクウイルス, パパヤリングスポットウイルス(PRSV-W)の精製対応抗原およびレタスモザイクウイルス, シャガイモウイルス, カブモザイクウイルス, PRSV 5の感染葉中の対応抗原との反応性は認められなかった. 一方, ダイズモザイクウイルス(SoyMV)感染葉からは, CP2によりSoyMV CPが, AIP1およびAIP2によりSoyMV AIP様タンパク質が若干検出された。本研究により, WMV2とSoyMVの血清学的類縁関係が確認された。しかし, WMV2とSoyMV以外の他のウイルスとの血清関係については, より多くのMAbあるいはポリクローナル抗体を用いて調べる必要がある。
- 日本植物病理学会の論文
- 1991-12-25
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