JAPAN MARCを用いた情報サービスの可能性と留意点 : 三菱総合研究所の実験システムを参考として
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概要
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三菱総合研究所が提供するJAPAN MARCオンライン検索実験システムの利用者を対象にして行ったアンケート調査(1984年7〜8月)に基づいて,このJAPAN MARC実験システムを利用する理由,主たる適用業務・作業,利用頻度,利用頻度に影響を与える要因,主要な検索キー,JAPAN MARCデータを利用する利点,JAPAN MARCデータに関する要望,実験システムの機能に関するコメント,JAPAN MARCに基づくサービスの実現に関する要望などをあきらかにした。調査対象はJAPAN MARC共同利用実験に参加している150機関で,回答機関数は90(企業体77,団体・研究所等7,大学6)であった。本システムは目録作成よりも文献調査に多く利用され,基本的な検索キーは署名,件名,著作名であった。利用頻度に影響する要因として,JAPAN MARCの収録データに関しては,収録範囲,遡及年限,抄録や目次の有無,雑誌や政府刊行物を対象とするデータの有無,内容の信頼度,網羅性,新しさが,さらに実験システムの性能に関しては,アクセスの難易,検索機能などが,そしてその他としては,情報ニーズとシステムが提供する情報との整合性,利用料金がそれぞれあげられた。また抄録・目次の入力と分ち書き規則の明確化の必要性が指摘された。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1985-12-01
著者
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