図書館コンソーシアムの現状とその課題(<特集>図書館コンソーシアムの動向, pt.2)
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概要
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電子ジャーナルの購入に係わる活動を協力して行うための組織であるコンソーシアムは, 近年その重要性が強く認識されている。こうした活動が学術情報の流通基盤の一部を構成するようになったからである。そのため欧米の先進的な諸国ではコンソーシアム活動が積極的に展開されているが, わが国ではまだ参加館が少なく揺籃期にある。したがって, 今後どのように発展させていくかが図書館界にとって焦眉の問題となっている。そして海外の先進的・特徴的なコンソーシアム活動の実態を知り, それらをわが国の事情に照らして適宜参考にすることが求められている。コンソーシアムの定義・意義, 特徴, 目的, 形態, 種類, 方針は, それぞれの時代や国・地域によって異なる。そこで本稿では近年の状況について述べ, 西欧を中心に欧米における例を紹介する。さらにわが国におけるコンソーシアムの特徴と課題の一端を明らかにし, その今後について言及する。
- 2005-03-01
著者
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