特徴的幾何パターンに基づく不完全三面図の概略理解

元データ 2000-08-15 一般社団法人情報処理学会

概要

エラーを含む不完全な三面図から概略3次元モデルを復元する手法を提案する.種々の3次元形状を投影したときに現れる特徴的な幾何パターンとそれらの面図間の組合せをあらかじめ表形式の知識ベースとして用意しておき, 図面上から抽出した特徴パターンの組合せを知識ベースとマッチングさせることで特徴的な部分3次元形状を復元する.また, 図面上の特徴パターン以外の図形要素群に対し, くりぬき処理を適用することにより, 残りの部分3次元形状を復元する.以上の部分3次元形状は図面上の線分の位相構造に基づいて組み合わされ, 最終的な概略3次元モデルが復元される.これらの復元処理では, 三面図における図形要素の過不足や, 描図位置のずれおよび傾きの誤差を許すことで, 種々の図面エラーに対する頑健性を高めている.本手法は, 知識ベースにより特徴的な形状を捕捉すると同時に, くりぬき処理により必ず何らかの3次元モデルを復元する保証を与えている.提案する手法に基づくシステムを実装し, 不完全な三面図に実際に適用してその有効性を確認した.

著者

西原 清一 筑波大学電子・情報工学系
西原 清一 筑波大学非数値処理アルゴリズム研究室
西原 清一 筑波大学工学研究科電子・情報工学系
酒井 健作 筑波大学大学院工学研究科
酒井 健作 筑波大学電子・情報工学系

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