プログラム変換にもとづくリストのベクトル処理方法とそのエイト・クウィーン問題への適用
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概要
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この論文では,ベクトル計算機を使用してリスト処理を高速に実行するための基本戦略を提案する.この戦略は,Fortranプログラムのベクトル化技法の拡張と考えることができる「くりかえし構造の交換」と「くりかえし構造の一重化」というプログラム変換技法にもとづいている.変換結果のプログラムにおいては,複数のリストを要素とするベクトルを使用する.それらに関する操作をベクトル計算機のリスト・ベクトル処理機能や数列生成機能などを用いて実現する.上記の戦略をエイト・クウィーン問題のPrologプログラムに適用し,ベクトル計算機S-810においてスカラ処理の約9倍の実行速度をえた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-07-15
著者
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