リストのデータ構造変換にもとづく論理型言語プログラムのベクトル処理法とその評価

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概要

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金田らは、バックトラックがおおいPrologプログラムをベクトル化(一種のプログラム変換)する方法を考案し、自動ベクトル処理系を開発してエイト・クウィーン問題等に適用し、スカラ処理の約9倍の高速実行を実現した。しかし、このベクトル化法によってバックトラックがすくない、またはないPrologやGHCのプログラムをベクトル化しても高速化できない。したがって、ベクトル処理可能な範囲をひろげるためには、他のベクトル化法を開発し併用する必要がある。リスト処理においては、リストの各要素に共通の処理がおこなわれることがおおい。これらは並列処理の対象となりうるが、リストをたぐる処理をパイプラインにのせることは困難である。しかし、あらかじめデータ構造をベクトルに変換しておいてベクトル処理することは、場合により可能である。この発表では、このようなベクトル処理法についての検討結果を報告する。
一般社団法人情報処理学会の論文
1990-09-04

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