表層レベルにおける電子化辞書の情報構造
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概要
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大規模な電子化辞書(その情報内容である言語知識)が表層レベルで持つべき情報構造を明らかにする. ここでいう電子化辞書とは, 通常の辞書ばかりでなく, シソーラス, コーパス, テキストベース等を含む統合的な言語情報(言語知識)のことである. 表層レベルは, 言語現象を分析する出発点となり, 電子化辞書全体の土台となる. これに求められる情報構造は, EDR電子化辞書の成果を再整理することにより得られたものである. そして, 実現事例としてEDR電子化辞書の表層対応部分を仕様と統計データの両面から述べる. 本格的な自然言語処理技術の研究開発にとって大規模な言語データが非常に重要であることが指摘され, 個別の努力が始まっている. それらの努力を統合的に把握するための電子化辞書のアーキテクチャを実現事例とあわせて提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-15
著者
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木村 和広
(株)東芝 研究開発センター
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木村 和広
東芝研究開発センター情報・通信システム研究所
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横井 俊夫
電子技術総合研究所知能情報部
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小泉 敦子
日立製作所中央研究所
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三吉 秀夫
シャープ応用システム研究所
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小泉 敦子
(株)日立製作所中央研究所
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横井 俊夫
電子技術総合研究所
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