概念レベルにおける電子化辞書の情報構造
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概要
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大規模な電子化辞書(その情報内容である言語知識)が概念レベルで持つべき情報構造を明らかにする.ここでいう電子化辞書とは,通常の辞書ばかりではなく,シソーラス,コーパス,テキストベースなどを含む統合的な言語情報(言語知識)のことである.概念レベルは意味を扱う深層レベルの中で基準となる役割を果たす.表層レベルに最も近く,それに沿う情報構造を持つ.なお,この情報構造はEDR電子化辞書の成果を再整理することにより得られたものである.実現事例としてEDR電子化辞書の概念対応部分を仕様と統計データの両面から説明する.大規模知識ベースなどの議論に見られるように,大規模な情報や知識の構造を解明していく研究の重要性が指摘され始めている.本稿の内容は,本格的な実現事例を持つ初めての試みとなっている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-01-15
著者
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仲尾 由雄
株式会社富士通研究所
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仲尾 由雄
株式会社富士通研究所メディア統合研究部
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横井 俊夫
電子技術総合研究所知能情報部
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荻野 孝野
株式会社日本電子化辞書研究所
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田中 裕一
株式会社ジャストシステム東京研究所
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横井 俊夫
電子技術総合研究所
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