スズメバチ幼虫分泌アミノ酸溶液(Hornet Larval Salivary Amino Acid Mixture: HLSA)に含有するケト原性および糖原性アミノ酸摂取が運動時代謝応答に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Previous studies have suggested that HLSA (consisting of 17 amino acids) supplementation accelerates lipid metabolism and maintains blood glucose during endurance exercise. Purpose: The aim of this study is to examine the influences of the oral ingestion of ketogenic and glucogenic amino acids, those are the characteristic amino acids in HLSA, on metabolic responses during endurance exercise. Methods: Six men performed treadmill-running exercise for 60 min at 50% of maximum oxygen uptake after oral ingestion of (1) 1.5% ketogenic amino acids solution (KetoAA; leucine: tyrosine: lysine), (2) 1.5% glucogenic amino acids solution (GluAA; alanine: glycine: proline) and (3) 1.5% glucose solution (placebo) . Blood samples were collected every 30 min as follows; 30 min before: rest, 0 min: at the start of exercise, 30 min: during exercise, 60 min: end of exercise, 90 min: recovery. Results: There was no difference in blood glucose, blood lactate, plasma catecholamine, oxygen uptake and respiratory exchange ratio (R) among all three groups. Although maintenance of blood glucose was most apparent in KetoAA, R of KetoAA was slightly lower than those of the other groups. At 30 min, serum ketone body concentration was significantly higher in KetoAA than in the other groups (P<0.01). Serum leucine, tyrosine and lysine in KetoAA were significantly higher in comparison with the other groups from 0 to 90 min (P<0.01). Serum isoleucine and valine were significantly lower in KetoAA at 60 min and 90 min (P<0.01). In GluAA, no apparent effect was seen in any of the examined parameters except for serum amino acids. Conclusions: These results suggest that KetoAA supplementation increases the serum ketone body concentration, maintains blood glucose and may promote isoleucine and valine metabolism during endurance exercise. On the contrary, GluAA supplementation does not promote an increase in blood glucose. The metabolic responses of HLSA supplementation may be partly associated with leucine, tyrosine, lysine, isoleucine, and valine.
- 日本運動生理学会の論文
- 2002-02-28
著者
-
中野 昭一
日本体育大学
-
谷 浩充
東邦高等学校
-
鈴川 一宏
日本体育大学
-
白土 男女幸
上智大学 文学部
-
白土 男女幸
日本体育大学大学院体育科学研究科 健康科学・スポーツ医科学系
-
石井 友保
日本体育大学 衛生学公衆衛生学教室
-
谷 浩充
日本体育大学 体育研究所
-
石井 友保
日本体育大学
-
鈴川 一宏
日本体育大
-
中野 昭一
日本体育大
-
鈴川 一宏
弘前大学大学院医学研究科社会医学講座
関連論文
- ボディビルダーの長期減量が身体組成に与える影響
- 空手道選手の急速減量による体水分,身体組成,および運動機能の変化
- 中高年ジョギング愛好者における免疫能の加齢変化--血液中免疫担当細胞数および唾液中SIgAについて
- 中高年ジョギング愛好者における血液性状および唾液中SIgAの加齢変化(血液・免疫, 第59回日本体力医学会大会)
- MRI-T2値を指標とした Uphill running と Downhill running における下肢骨格筋動員の検討について
- 095E31011 大学選手権優勝チーム・関東学院大学ラグビー部員の身体的特徴と体力
- 344.高校生男子及び成人男子の踵骨骨量と運動・食事との関係について : 超音波法による踵骨骨内伝播速度からの検討(生活・健康)
- 異なる運動強度が自律神経機能に及ぼす影響 : 心電図R-R間隔の周波数解析と皮膚血流周波数解析からの検討
- 異なる種類のペプチドおよびコラーゲンの腸管壁通過現象
- 118.安静時自律神経機能の縦断的測定に関する研究(呼吸・循環)
- スズメバチ幼虫分泌アミノ酸溶液(Hornet Larval Salivary Amino Acid Mixture: HLSA)に含有するケト原性および糖原性アミノ酸摂取が運動時代謝応答に及ぼす影響
- 局所骨格筋の酸素動態からみたウォーミングアップ効果の検討--ウォーミングアップ時間の相違が主運動時の生理応答に及ぼす影響
- 264.レジスタンストレーニング時のβ-hydroxy-β-methylbutyrate(HMB)摂取が筋力、身体組成および血液生化学的指標に及ぼす影響(【代謝】)
- 166.運動強度による自律神経系の変化(【呼吸・循環】)
- 047N10005 強制運動を行ったラットにおけるコラーゲンの腸管壁通過現象
- 531.「アミノ酸経口摂取がホルモン動態に及ぼす影響」
- 137.運動強度の違いが血液粘度に及ぼす影響
- 95.運動強度の相違が自律神経機能に及ぼす影響 : 末梢皮膚血流からの検討
- 383.アメリカンフットボールにおける防具の着用が運動時の発汗と脱水に及ぼす影響
- 355.運動負荷と血液性状の変動 : 一般女子と女子スポーツ選手の血液粘度について
- 047S21801 バドミントンにおけるジュニア選手の呼吸循環器系の特性 : ゲーム中の応答をK4システムより分析
- 381.肝臓・筋肉グリコーゲン最大含有量の検討
- 544.呼吸・循環機能から見た運動の内科的メディカルチェックの再検討について
- 81.脊柱の捻転運動に関する研究 : 歩行・走行運動時における変動
- 体育大生の自律神経機能のバランスと心理的ストレス反応尺度との関係
- 39. 腰痛と脊柱の立体的動きに関する検討
- 514.肝臓・筋肉グリコーゲンと運動 : 最大含有量との関係
- 363.女子スポーツ選手の栄養摂取の問題点 : 女子体育大生の現状
- 377.バスケットボール競技における新ルールと旧ルールの運動強度の比較(【トレーニング】)
- ドプラエコー法を用いたスポーツ競技者の心臓・動脈系の特徴について
- 55.荷重移動軌跡からの歩行動作の検討(【運動器】)
- 097 E30108 箱根駅伝 5 区におけるランニング特性について
- 094 共 A30208 第 78 回箱根駅伝 5 区山登り走についての検討
- 094 共 A30207 第 78 回箱根駅伝 6 区山下り走についての検討
- 52.体幹の屈曲・伸展および回旋時における筋電図学的検討(【運動器】)
- 359.運動選手における下肢の左右差について
- 193.スポーツ選手における体幹筋力の特徴
- 208.体幹の等速性筋力に関する研究
- 蛋白性物質の腸管壁通過現象--栄養条件と運動による影響
- ラット飜転腸管における腸管吸収能について
- 664. 中等度の一過性運動が気分に及ぼす影響 : 歩行およびダンスの効果(スポーツ心理学, 第61回 日本体力医学会大会)
- 157. 中高年者における6ヶ月間のランニングが身体組成および血中諸物質に及ぼす影響について(生活・健康)
- 382.24時間勤務が免疫能および主観的疲労感に与える影響(生活・健康)
- 188.運動負荷による血中ANP・BNPの消長と血中中間代謝産物との関連[第2報](代謝)
- 092 共 A30208 体操の動作別運動強度
- 392.ボート選手の身体特性および下肢の筋形態がローイング競技パフォーマンスに及ぼす影響について(【トレーニング】)
- 218.運動負荷による血中ANP、BNPの消長と、血中中間代謝産物との関連(【代謝】)
- 189.ウエイトコントロールによる生理学的応答について(【血液・免疫】)
- 膝伸展運動における筋収縮様式-速度が大腿部内側広筋の酸素動態に及ぼす影響について
- 095E31419 登り坂走における生体応答について : 傾斜、Lap Timeおよび心拍数からの検討
- 047HALL10 運動強度による血中ANPおよびBNPの変動と血中諸物質の対応(第1報)
- 364.ランニング時の傾斜角度の相違が下肢筋動員様相に与える影響について
- 498.全日本大学女子駅伝優勝チームの身体的特徴および体力について(【バイオメカニクス】)
- 534.大学女子陸上長距離選手における骨密度、体力要素および身体組成に関する研究 : 競技能力別による比較を中心に
- 352. 1ヶ月のトレーニングが運動後の自律神経系に及ぼす影響(呼吸・循環)
- 158.ドプラエコ法による心臓の構造・機能の評価と末梢動脈との関係(【呼吸・循環】)
- 運動に対するエネルギー補給の問題点
- 喫煙がフェンシング選手のパフォーマンスに及ぼす影響
- アメリカンフットボール練習時のヘルメット温度と鼓膜温度の関係
- 07発-3A-P24 「ガキ大将の森キャンプ2009(30泊31日)」による子どもの身体活動量と体温の変化(07.発育発達,一般研究発表抄録)
- 07発-3A-P23 「ガキ大将の森キャンプ2009(30泊31日)」の開始前後・終了前後における子どものメラトニン代謝(07.発育発達,一般研究発表抄録)
- 157. 運動後の末梢自律神経系変動に関する検討 : 安静時心拍を基準とした運動強度からの検討(呼吸・循環, 第61回 日本体力医学会大会)
- 主観的な体質と唾液中SIgA濃度の関係
- 136.運動後の心臓自律神経系変動に関する検討 : 安静時心拍を基準とした強度に対する強度間での検討(呼吸・循環,一般口演,第60回 日本体力医学会大会)
- 26. 低酸素暴露が陸上競技男子400m選手の免疫能に及ぼす影響(環境)
- 疲労の回復過程における駅伝選手の好中球ROS産生能の変化
- 515.長距離走トレーニングが生体内活性酸素バランスに及ぼす影響 第2報血清過酸化脂質の変化
- 512.大学駅伝選手における生体内の活性酸素種産生と抗酸化機構とのバランスに関する検討
- 489.微量血からの肉体疲労度評価法の開発 : 第8報 成熟後ラットにおける強制運動と自発的運動が血清生化学検査値に及ぼす影響
- 成熟ラットにおける強制運動と睡眠妨害の組み合わせが気管支肺胞洗浄液中細胞に及ぼす影響
- 大学駅伝選手における血清酵素活性と主観的疲労度に関する研究
- 356.慢性疲労の細胞性免疫能への影響 : 第11報 成熟後の自発又は強制運動がラットの肺胞マクロファージ活性に及ぼす影響
- 243.微量血からの肉体疲労度評価法の開発 : 第7報 慢性疲労モデル動物におけるドライケミストリー法と従来法との比較
- 皇居周回コース走行時の生体影響について
- 243.夏期合宿による駅伝選手の貧血傾向の予防
- 240.慢性疲労の細胞性免疫能への影響 : 第10報 成熟後の自発または強制運動がラットの臓器重量に及ぼす影響
- 骨格筋の酸素動態からみたウォーミングアップ効果の検討
- 352.ウォーミングアップ時間の相違が主運動時の生理応答に及ぼす影響
- 236.局所骨格筋の酸素動態の変動からみたウォーミングアップの至適強度の検討
- 241.ラットの肺における細胞内抗酸化機構と活性酸素産生に及ぼす強制運動と自発運動の影響
- 新しいタイプの磁気治療器による筋肉疲労及び乳酸値の改善効果
- 525.ラット飜転腸管による蛋白体腸管壁通過現象の検討
- 332.運動選手における下肢の骨密度と左右差について
- 295. 中・高年女性における歩行速度と下肢筋力、骨密度の関係(運動器)
- 運動選手の安静時自律神経系に関する研究-血流周波数解析と心電図R-R間隔周波数解析からの検討-
- 201.Warming up効果の持続時間について
- 実験のConception : 着想, 構想
- 27. 短期間の常圧・低酸素環境下の居住による内分泌応答(環境)
- 533.異なる種類の蛋白質が腸管壁通過現象に及ぼす影響
- 88.超音波法とDoppler法を併用したスポーツ選手の動脈形態の観察
- 77.夏季合宿が駅伝選手の非特異免疫能に及ぼす影響
- 047C02301 蛋白性物質の腸管壁通過現象に関する検討(運動生理学)
- 『運動と腎機能』に際して
- 11.運動負荷と血液性状の変動(第116回日本体力医学会関東地方会)
- アルペンスキー上級1班(実技研修報告,平成15年度大学体育指導者冬期中央研修会)
- 急速減量とその問題点 : a.急速減量の実態と課題
- ウォーキング講習記録(実技研修,平成15年度大学体育指導者夏期中央研修会)
- 07発-27-ポ-31 「ガキ大将の森キャンプ2010(30泊31日)」が子どもの睡眠・覚醒機能に及ぼす影響 : 唾液メラトニン、尿中セロトニン、睡眠状況の検討(07.発育発達,一般研究発表抄録)
- 07発-27-ポ-32 夏キャンプ(30泊31日)・秋キャンプ・冬キャンプ(ともに6泊7日)における子どものメラトニン代謝(07.発育発達,一般研究発表抄録)
- Penetration of Different Kinds of Peptides or Collagen Through the Intestinal Membrane.