リンケージ同定GAを導入した波長割当方式の評価(ネットワークプロトコル)
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概要
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次世代のインターネットの基盤ネットワークとして,WDM(Wavelength Division Multiplexing)に基づいたフォトニックネットワーク(WDM-PN)が注目されている.このWDM-PNにおいては,物理トポロジ上に光パスを割り当てることで論理トポロジが構成される.限られた波長を効率良く使って論理トポロジを構成する問題は,波長割当問題と呼ばれ,制約つき組合わせ問題の一つである.本稿では,リンケージ同定を導入した遺伝的アルゴリズムの波長割当問題への適用を試みたので報告する.本アルゴリズムでは,トラフィック全体の遅延の最小化を目的とし,リンケージ同定手法としてLINC(Linkage Identification by Nonlinearity Check)およびLIEM(Linkage Identification with Epistasis Measure)を用いた.計算機シミュレーションにより単純遺伝的アルゴリズムとの比較を行ない,LIEMの効果を確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2004-09-02
著者
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赤間 清
北海道大学情報基盤センター大規模計算システム研究部門
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赤間 清
北海道大学
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棟朝 雅晴
北大 情報基盤セ
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釘本 健司
日本電信電話株式会社ソフトウェア研究所:日本電信電話株式会社光ネットワークシステム研究所
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釘本 健司
日本電信電話株式会社未来ねっと研究所:北海道大学大学院工学研究科
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棟朝 雅晴
北海道大学
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