アジア産カブトガニ類の混棲地について
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概要
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ボルネオ島南部と西部およびここより西方の海域では,T. gigasとC. rotundicaudaが,また,ボルネオ島の北側,つまりフィリッピンの西南海域では,T. tridentatusとC. rotundicaudaが混棲しており,ボルネオ島北西部のコタキナバル沿岸では,上記の3種即ち東南アジア産カブトガニの全種が混悽していることが確認された。このことは,東南アジア産カブトガニの種分化の問題を解明する上で,重要な手がかりになるものと思われる。
- 日本動物分類学会の論文
- 1980-06-25
著者
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