疲労き裂伝ぱ法則 da/dN=C(ΔK)^mにおけるmとCの確率特性 : 2024-T3 Al合金(<小特集>信頼性工学小特集)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Reliability analysis of structures based on fracture mechanics requires knowledge on statistical characteristics of m and C in the fatigue crack propagation law da/dN=C(ΔK)^m. However, rather few experimental data have been reported on variability of m and C. In the present paper, axial fatigue tests were conducted on 30 specimens of 2024-T3 Al alloy under the same one condition The values of m and C were determined for each specimen, and all the data were analysed statistically. The method for predicting the distribution of fatigue crack propagation life was also examined. The principal results are summarized as follows. (1) m follows a normal distribution approximately. (2) C follows a log-normal distribution approximately. (3) A strong linear correlation exists between m and log C, which is approximated by C=C_0K_0^<-m>. (4) On the log da/dN-log ΔK coordinates, the so-called pivot point (K_0,C_0)is considerably apart from the centroid of the data points, and therefore, it seems that the variation of, m and C as well as their correlation do not arise from the intrinsic nature of the regression line. (5) Strictly speaking, C_0 in the relation C=C_0K_0^<-m> is not a fixed value but a random variable which is independent of m, and in the first approximation C_0 follows a log-normal distribution. (6)The distribution of fatigue crack propagation life was calculated using the equation da/dN=C_0(ΔK/K_0)^m on the assumption that m and log C_0 are normally distributed random variables. The calculated distribution was in good agreement with the experimental distribution.
- 社団法人日本材料学会の論文
- 1984-01-15
著者
関連論文
- 直流電位差法による疲労き裂伝ぱ速度の信頼性工学的研究 : 直流電位差システムの製作と予備実験(信頼性工学小特集)
- 10年ひとにらみ
- 球圧子押込みによる薄膜の応力分布の近似式 : 膜厚が非常に薄い場合
- 球圧子押込みによる薄膜・基板接合体の応力分布の弾塑性有限要素解析 : 薄膜の破壊強度評価を目的として
- 微小球圧子押込みによる薄膜の破壊強度評価
- 超微小硬度計による弾性定数の評価
- 球圧子埋込みによる薄膜・基板接合体の応力分布の有限要素解析 : 薄膜および界面のミクロ破壊との関連において
- 弾性球圧子押込みによる薄膜・基板接合体の接触圧分布 : 薄膜の機械的特性評価を目的として
- 信頼性工学の基礎 : 4.確率的破壊力学
- 材料力学
- S-N試験法の統計的検討 : S-N曲線の傾斜部と水平部への試験片配分法
- 小球衝突損傷によるセラミックスの強度低下に関する研究 : 第3報, 炭化けい素平板への炭化けい素球衝突
- 小球衝突によるセラミックスの表面損傷と残留強度の評価 : 第2報, 窒化けい素平板への窒化けい素球衝突-弾性解析
- 小球衝突によるセラミックスの表面損傷と残留強度の評価 : 第1報, 窒化けい素平板への窒化けい素球衝突-実験結果
- 小球押込みによるセラミックスの弾塑性変形解析 : 窒化けい素に対する窒化けい素球押込み ; 弾塑性応答を仮定した場合
- セラミックスの小球押込み損傷と残留強度の評価 : 炭化けい素に対する炭化けい素球押込み-弾性応答を仮定した場合
- 小球押込みによるセラミックスの強度低下に関する研究 : 窒化けい素に対する窒化けい素球押込み-弾性応答を仮定した場合
- き裂の発生寿命と伝ぱ寿命を分離した遅れ破壊寿命の信頼性工学的研究
- 円周巻きFRPフライホイールの信頼性解析(信頼性工学小特集)
- セラミックスの疲労寿命に及ぼす保証試験の影響
- セラミックスの保証試験効果の統計的解析
- 接触荷重に対するセラミックスの強度とばらつき特性
- セラミックス軸受球のリングクラックの発生強度に対する抜取り検査方法の検討(先進材料と信頼性解析・評価)
- 窒素硅軸受球の転がり疲労特性
- 窒化珪素軸受球の圧砕強度に対する抜き取り評価方法
- セラミックス軸受球の圧砕試験結果の統計的取扱いに関する考察(信頼性工学小特集)
- セラミックス軸受用窒化珪素球の圧砕強度の確率特性
- セラミックス軸受用窒化珪素球の圧砕強度の球径依存性
- 巨視的不規則応力集中源の数の少ない場合の破壊の確率過程論
- 直流竜位差法による疲労き裂伝ぱ速度の統計的実験と確率モデルの検討(信頼性工学)
- 疲労き裂伝ぱ速度に対する複合変動モデルの検討
- 疲労き裂伝ぱ速度に対する試験片内変動モデルの検討
- 変動荷重下でのガラス繊維強化複合材料の累積疲労損傷に関する信頼性工学的研究
- 複合材料用三次元構造解析支援システムの構築
- 信頼性に基づく先端材料用設計寿命評価システム(先進材料と信頼性解析・評価)
- 信頼性手法に基づく設計基準決定システムの構築(信頼性工学)
- 実働荷重疲労に対する信頼性設計手法の提唱
- (10) The Interaction of Parallel E1astic Cracks and Parallel Slip Bands Respectively Based on the Concept of Continuous Distribution of Dislocations I and II
- 直流電位差法による高張力鋼HT60の疲労き裂伝ぱ速度の信頼性工学的研究
- 共用中検査を受ける高力ボルトの信頼性解析 : 点検間隔と抜取り率の決定について
- 311 橋梁構造物の高張力ボルトの点検補修のための抜き取り率と点検間隔の検討(実物要素の強度)
- 高強度鋼の遅れ破壊寿命分布の各種因子依存性 : き裂の発生寿命と伝ぱ寿命の確率特性に基づく予測と実験的検討
- モードIとモードIIの混合モード負荷条件における薄板鋼材の延性-ぜい性遷移挙動
- 極値統計解析による最大き裂長さの推定精度 : 理論解析とシミュレーションの推定精度が異なる要因(信頼性工学)
- セラミックス薄膜・基板接合体における薄膜の破壊強度(破壊力学)
- 極値統計解析による最大き裂長さの推定における抽出面積と分割数 : き裂長さの原分布形をワイブル分布と仮定した場合の推定精度の評価
- セラミックス薄膜・基板接合体における薄膜の破壊強度 : アルミナ薄膜の場合
- 球圧子押込みによるセラミックスのリングクラック発生に関する破壊力学的考察
- 極値統計解析による最大き裂長さの推定における抽出面積と分割数 : 分布形によらない推定精度の評価(信頼性工学)
- 球圧子押込みによるセラミックスの微小破壊強度評価に及ぼす表面層除去の影響
- 球圧子押込みによるセラミックス表面層の微小破壊強度の評価
- セラミックスの信頼性評価とプルーフテスト
- 信頼性設計における信頼度と信頼水準の統合の試み : 強度が2母数ワイブル分布に従う場合
- 構造信頼性解析へのファジィ理論の応用 : 複数の主観的評価の結合方法 : (信頼性工学小特集)
- 対数正規分布を原分布とする場合の極値の漸近分布に関する理論的考察
- セラミックスのプルーフテストの最適試験条件 : 応力分布が不均一な場合
- 5. 材料力学 5・2 信頼性解析と材料力学 (機械工学年鑑)
- 信頼性設計における信頼度と信頼水準の統合の試み
- モードIとモードIIの混合モード負荷条件における2024-T3Al合金薄板き裂材の安定き裂発生条件
- 界面き裂モデルの検討および界面き裂の古典解と修正解の定量的比較
- 画像処理によるクリープ疲労微小分布き裂の計測
- セラミックスの即時破壊強度に関する理論的考察
- 混合モードき裂の最大エネルギー解放率の解析的近似式の提唱 : セラミックス部品の信頼性評価に関連して
- モードIとモードIIの混合モード荷重下の薄板き製材の延性破壊挙動
- 平均値と分散による破損確率および安全係数の上界評価 (連続・単峰性のみを仮定した場合)
- 3・1総論 : 3.材料力学
- モードII破壊靭性の温度特性
- 構造信頼性工学の考え方と方法
- セラミックスの保証試験後の打切り強度 : 除荷中に安定き裂成長の生ずる場合
- 側溝付き試験片によるJ_評価のための有効板厚の実験的一検討(信頼性工学小特集)
- 疲労き裂伝ぱ速度の試験片内変動と試験片間変動の分離 : ΔK一定試験による検討(信頼性工学小特集)
- 疲労き裂伝ぱ法則da/dN=C(ΔK)^mにおけるパラメータの確率変数化の方法(信頼性工学小特集)
- 疲労き裂伝ぱ法則 da/dN=C(ΔK)^mにおけるmとCの確率特性 : 2024-T3 Al合金(信頼性工学小特集)