Glioblastomaに対する術後放射線療法の臨床病理学的検討 : 大線量照射療法(5 Gy週2回法)例を中心に
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概要
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Twenty-six adults with glioblastoma multiforme (grade 4 astrocytoma) were postoperatively given high-dose fractionated radiation therapy (5 Gy twice weekly) with Linac X-rays. The results were compared with those in 26 patients treated by conventional fractionated radiation therapy (2 Gy 5 times weekly). The survival rates following treatment wiih high-dose fractionated radiation therapy and conventional fractionated radiation therapy were 65% vs. 65% at 1 year, 31% vs. 8% at 2 years, 14% vs. 4% at 3 years, and 4% vs. 0% at 5 years. The difference in length of survival between the two treatment groups was not statistically significant (p=0.423). Autopsies were performed on 11 patients given high-dose radiation therapy and 13 who received conventional irradiation. In the high-dose group one patient had no residual tumor (vs. none in the conventional group); four had small residual tumors (vs. three); one had extensive coagulative necrosis of the tumor and surrounding brain tissue (vs. four); four had proliferative tumor growth (vs. four); and one had mixcd glioblastoma and fibrosarcoma (vs. two). Complete cure may be possible in some cases, if extensive tumor removal is feasible and is followed by high-dose fractionated radiation therapy. The biological effect appears to be much greater with high-dose than with conventional fractionated radiation therapy. Therefore, in cases of tumor recurrence, a second course of radiation therapy must be undertaken cautiously.
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1988-04-15
著者
-
新部 英男
群馬大学放射線科
-
田村 勝
群馬大学脳神経外科
-
井上 洋
神経機構研究所 神経外科:関東脳神経外科病院 サイバーセンター
-
田村 勝
群馬大学医学部附属病院脳外科
-
坐間 朗
群馬大学脳神経外科
-
井上 洋
群馬大学脳神経外科
-
大江 千廣
群馬大学脳神経外科
-
中村 正
前橋赤十字病院
-
小野 伸夫
群馬大学脳神経外科
-
中村 正
群馬大学脳神経外科
-
国峯 英男
群馬大学脳神経外科
-
石田 陽一
群馬大学第一病理
-
石田 陽一
群馬大学 第1病理
-
大江 千廣
日高病院 機能脳外科・ガンマナイフセンター
-
坐間 朗
日高病院 機能脳外科・ガンマナイフセンター
-
大江 千廣
日高病院 機能外科センター
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