II. 生体系 : 生体の形態形成 (<特集>パターン形成・自己組織系の物理)
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概要
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生物のかたちはどのようにしてつくられるのかという問いに対し, 近年の遺伝情報発現機構の研究によっても満足な解答は得られていない. そこで遺伝子に基礎をおき, 自然界に広くみられる物理化学現象によって巨視的な秩序形成を説明するこころみか行われている. 腔腸動物であるヒドラにおいては, 特徴的形態である頭部形成能が移植実験等により詳細に調べられているが, その秩序は如何なる機構に支配されているのか, 未だにわかっていない. 本解説では, ヒドラの移植実験が, その説明に有効であると考えられている反応拡散モデルで定量的に記述できるかを調べ, 生物の形態形成に何が重要な役割を果たしているかを考える.
- 社団法人日本物理学会の論文
- 1984-10-05
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