等尺性強縮時の張力時間関係からみた筋力指標について
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概要
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1) The time course of nearly isometrical tension development of human voluntary muscular contraction was analyzed for the purpose of finding some desirable indicators of the capability of human body to exert maximal muscle force as fast as possible. 2) The isometric tension curves of maximal exertion of hand gripping, arm and indexfinger bending recorded, the linear relation between P_<max>-P, which is a difeerence between its maximal tension and each value of tension in the time course, and log t, which is the logarithm of time corresponding to each value of tension, was found in each of three portions of a whole curve of time course of tension, the three portions being a range from P_0 (log t_0) to P_1 (log t_1), from P_1 (log t_1) to P_2 (log t_2) and from P_2 (log t_2) to P_<max> (log t_<max>.) respectively. 3) The range from P_1 (log t_1) to P_2 (log t_2) is a phase in which the tension increases most rapidly from an initial small tension to a large tension and is, therefore, regarded as a most characteristic one with respect to the time course of muscle force development exerted voluntarily as fast as possible. 4) The angles of intersection of the line connecting P_1 (t_1) with P_2 (t_2) or P_1 (log t_1) with P_2 (log t_2), with the abscissa in the tension-time or tension-log t curve, which are denoted as or respectively, were found to be able to be adopted as indicators of the capability of human body to exert maximal muscular force for a short period of time. 5) The tension curves were found to be nearly the same each other when they were recorded three or four times in the interval of 30 seconds with one and the same subject. If the difference is small between the first and the second record of the time course of a given subject, either of them may be adopted, but if not so, one have to only record the third curve and adopt either of the two resembling each other among the tiree records.
- 日本体力医学会の論文
- 1970-09-01
著者
-
倉田 博
東京慈恵会医科大学体力医学研究室
-
馬詰 良樹
東京慈恵会医科大学
-
馬詰 良樹
東京慈恵会医科大学 分子生理学講座
-
馬詰 良樹
慈恵医大
-
五十島 長太郎
東京慈恵会医科大学生理学教室名取研究室
-
柳本 昭人
東京慈恵会医科大学第一生理学教室
-
坪田 修三
東京慈恵会医科大学第1生理学教室
-
山本 直道
東京慈恵会医科大学第一生理学教室
-
五十島 長太郎
東京慈恵会医科大学第1生理学教室
-
石井 令三
東京慈恵会医科大学第一生理学教室
-
森下 芳郎
東京慈恵会医科大学第一生理学教室
-
名取 礼二
東京慈恵会医科大学第1生理学教室
-
山下 直道
東京慈恵会医科大学第1生理学教室
-
名取 禮二
日本体力医学会
-
柳本 昭人
東京女子医科大学
-
石井 令三
東京慈恵会医科大学第1生理学教室
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