B-15 天然由来のラファヌサニンの構造と機能
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概要
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Light-induced growth inhibitors were isolated from light-grown radish seedlings, and named raphanusanins. Recently natural raphanusanins were determined to be isomers of 3-(methylthio)methylene-2-pyrrolidinethione. The raphanusanins are produced from 4-methylthio-3-butenyl glucosinolate(MTBG)via 4-methylthio-3-butenyl isothiocyanate(MTBI). The contents of raphanusanins and MTBI in hypocotyls increased by uni-and bilateral illumination, whereas the content of MTBG decreased. The biological activities of raphanusanins and their precursors are studied by means of the radish hypocotyl growth test and the cress root growth test.The raphanusanins had strong inhibitory activities in both bioassays, whereas MTBI shwed inhibitory activity at concentration greater than 3mM. MTBG showd no inhibitory activity. These data suggest that MTBI is released from MTBG by light-promoted thioglucosidase and spontaneously converted into bioactive raphanusanins.
- 植物化学調節学会の論文
- 1998-10-01
著者
-
長谷川 剛
筑波大・院・生命環境科学研究科
-
山村 庄亮
慶大理工
-
山田 小須弥
筑波大・院・生命環境
-
小瀬村 誠治
慶應大
-
山村 庄亮
慶応大学理工学部
-
山田 小須弥
筑波大学応用生物化学系
-
小瀬村 誠治
慶応大学理工学部
-
Yamada Kosumi
Inst. Applied. Biochem. Tsukuba Univ.
-
HASEGAWA Koji
Biochem. Univ. Tsukuba
-
長谷川 剛
筑波大学大学院バイオシステム研究科
-
長谷川 宏司
慶応大学理工学部化学科
-
山村 庄亮
慶應義塾大学理工学部化学科
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