10 ダイコン下胚軸の光屈性と制御物質(口頭発表の部)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Phototropism is the curvature of a plant organ under the influence, and particularly also of the direction of the irradiation. Went (1928) proposed that phototropism is caused by a lateral gradient of growth-promoting auxin in the bending organ. This led to the Cholodny-Went theory of photo- and geotropic curvatures (1937). This elegant theory, is it true? Bruinsma and Hasegawa (1990) recently found that the shaded half did not contain more auxin than the illuminated one as required by the C.-W. theory. Instead it was found that the even distribution of auxin was accompanied by a lateral gradient of growth-inhibitory substances during phototropic curvature. In the radish seedlings, the inhibitors playing a role in phototropic curvature have been identified, and their role has been largely elucidated by Hasegawa's group. The activity is mainly exerted by raphanusanins and, to a smaller extent, by raphanusamide. The chemical structures of raphanusanins and raphanusamide were once reported to be piperidinethione and 1,3-oxazepin-2-one derivatives, respectively. However, their structures were recently revised by X-ray crystallographic structure analysis and chemical synthesis (Harada, Yamamura, and Hasegawa): raphanusanin A, (3R^*, 6R^*)-3-[methoxy(methylthio)methyl]-2-pyrrolidinethione; raphanusanin B, (3R^*, 6S^*) isomer, raphanusamide, (E)-3-methoxymethylene-2-pyrrolidinethione. The structure-activity studies of raphanusanins and analogues clarified that thioamide and thioacetal or thiomethylmethylene moieties were important for their growth inhibitory activities.
- 天然有機化合物討論会の論文
- 1992-09-10
著者
-
山村 庄亮
慶大理工
-
小野 裕嗣
東北大・反応研
-
長谷川 宏司
水谷プロジェクト
-
追田 理子
筑波大・応用生化
-
石塚 皓造
筑波大・応用生化
-
原田 宣之
東北大・反応研
-
萩原 久大
東北大・反応研
-
宇田 尚
東北大・反応研
-
大場 茂
慶応大・理工
-
久保田 真理
慶応大・理工
-
西山 繁
慶応大・理工
-
山村 庄亮
慶応大・理工
-
宇田 尚
東北大反応研
-
西山 繁
慶大理工
-
長谷川 宏司
筑波大応生化
-
西山 繁
慶大院・理工・基礎理工・生物化学
-
原田 宣之
東北大 多元物質科研
-
萩原 久大
新潟大・自然科学
-
大場 茂
慶大理工
関連論文
- 植物の運動を支配する鍵化学物質
- 68(P-47) 植物はなぜ眠るのか? : 就眠運動阻害剤を用いたアプローチと環境調和型アグロケミカルへの応用(ポスター発表の部)
- 89(P-46) 蛍光プローブ化合物を用いたマメ科植物就眠運動の生物有機化学的研究 : 活性物質標的細胞の直接観察(ポスター発表の部)
- 29 植物の運動に関する化学及び生物学(口頭発表の部)
- 37 「動く植物」に関する化学的研究(口頭発表の部)
- 48 廃棄されるトマトの葉に含まれる有用生理活性物質
- 46 トマト搾汁残渣由来の生理活性を有するオリゴ糖物質
- 廃棄されるトマトの葉に含まれる有用生理活性物質
- トマト搾汁残渣由来の生理活性を有するオリゴ糖物質
- 廃棄果実種子滲出物の植物の成長に及ぼす効果
- B-18 ニンジン搾汁残渣由来の植物成長調節物質
- 10 ダイコン下胚軸の光屈性と制御物質(口頭発表の部)
- 60 CD励起子カイラリティー法による鎖状グリコール系の絶対構造決定(ポスター発表の部)
- 31 植物の光屈性分子の化学及び生物学(口頭発表の部)
- 30. マメ科植物・メスキートのアレロパシーについて
- 30 マメ科植物・メスキートのアレロシーについて
- 22 バンコマイシン類の合成と分子認識(口頭発表の部)
- 29. シロイヌナズナ種子から分泌される高分子促進的アレロパシー物質
- 29 シロイヌナズナ種子から分泌される高分子促進的アレロパシー物質
- 56 作物の重金属過剰障害に対するカルシウムの軽減効果(第3報) : 作物の重金属吸収・移行に及ぼすカルシウムの影響(関東支部講演会講演要旨)
- 15. トールフェスク(Festuca arundinacea)におけるエンドファイト誘導性物質の探索(第35回大会研究発表抄録)
- 15 トールフェスク(Festuca arundinacea)におけるエンドファイト誘導性物質の探索
- 柚子に含まれるアレロパシー物質がイネ科植物の生長に与える影響(日本作物学会第216回講演会要旨・資料集)
- 71 イネ芽生えより放出されるアレロパシー物質の構造解析
- 84 イネの根から放出されるアレロパシー物質の本体
- 10-11 かんきつ廃残渣に含まれる生理機能成分 : ユズ果皮中の抑草成分について(10.植物の代謝)
- ツノアイアシ水抽出成分の植物生理活性
- 土壌に存在する化学物質の殺草作用発現機構 : (4)リノアイアシ(Rottboellia exaltata)の他感作用の検索
- 105 土壌に存在する化学物質の殺草作用発現機構 : (4) ツノアイアシ(Rottboellia exaltata)の他感作用の検索
- 31 ブリオスタチン類の合成研究(口頭発表の部)
- 44 海洋生物由来の生理活性ピロン類の合成研究(口頭発表の部)
- 48 ラチラン及びホルボール型ジテルペンの合成研究(口頭発表の部)
- オキセタノシンおよび関連化合物の合成とオキセタノ-スの化学
- 67 新規ヌクレオシド、オキセタノシンの合成及びオキセタノースの化学(ポスター発表の部)
- 26 イソジチロシン構造をふくむ生理活性オリゴペプチドの合成(口頭発表の部)
- 51 ブレイノリドの合成研究(口頭発表の部)
- フェノ-ル類の酸化反応を用いた生理活性天然物の合成
- 76 マイコトキシン類の合成
- 89 シトレオビリジノール及び関連代謝産物の構造及び合成
- 87 動く植物の刺激伝達物質
- 16 生長抑制物質ラファヌサニンの構造活性相関
- B-14 カラシナの光屈性に関与する光誘起成長抑制物質の探索
- 16. ヒマワリ種子から分泌される新規アレロパシー物質(第35回大会研究発表抄録)
- 就眠植物の葉の開閉をコントロールする物質
- 創造的研究を
- 植物の感覚と運動 : 物質サイドからのアプローチ(夢・化学-21)
- 植物の就眠運動を支配する活性物質
- 4 アンチオーキシン、6-methoxy-2-benzoxazolinoneのオーキシン結合蛋白質に対する効果
- 10.植物機能物質ラファヌサニンの生長抑制機構-1,植物ホルモンやマイクロチューブルの配向性に及ぼす影響 (第25回大会研究発表抄録)
- 49 生長抑制物質ラファヌサニンのプラントスペクトラムとその生理作用
- 31. Alaskaエンドウ芽生えの頂芽優勢に関与する成長調節物質
- 31 Alaskaエンドウ芽生えの頂芽優勢に関与する成長調節物質
- 10. 光の強さがウリ科作物に対するδ-アミノレブリン酸の生育阻害作用に及ぼす影響
- 42. DPX-F5384のイネ品種に対する作用とその吸収特性
- 16 ヒマワリ種子から分泌される新規アレロパシー物質
- 緑化ヒマワリの光生長抑制物質
- 112 緑化ヒマワリの光成長抑制物質
- 光誘導性成長抑制物質による遺伝子発現調節機構
- 光照射したトウモロコシ芽生えから単離された抗オーキシン活性物質
- 66 光照射したトウモロコシ芽生えから単離された抗オーキシン活性物質
- 土壌処理除草剤の活性発現に及ぼす土壌水分ポテンシャルの影響
- 77 土壌処理除草剤の活性発現に及ぼす土壌水分ポテンシャルの影響
- 15 ペンスルフロンメチルとジメピペレートの混合処理がイネ幼苗の成育とアセトラクテート合成酵素に及ぼす影響
- 根部処理におけるbarbanの選択殺草機構
- 57 フェノールの電極反応をKey stepとした生理活性天然物の合成
- 20 バスタジン類の合成
- 66(P-43) 青色光によって誘導される成長抑制物質の構造と高等植物の光屈性における役割(ポスター発表の部)
- 32. アベナ幼葉鞘の光屈性に関与する成長抑制物質
- 32 アベナ幼葉鞘の光屈性に関与する成長抑制物質
- B-15 天然由来のラファヌサニンの構造と機能
- 76 細胞融合の手法による新しいハイブリッド菌株とその新規代謝産物(口頭発表の部)
- 10 オーキシンレセプターの単離のための光アフィニティーラベル試薬の設計
- 8 ダイコンSAUR遺伝子の単離と解析
- アベナおよびダイコンからのabp1遺伝子の単離と解析
- 2Ca01 テベナ幼葉鞘の光屈性における拡散性オーキシンの分布
- 2Ea-6 青色光、緑色光照射によるダイコン下胚軸の光屈性とラファヌサニンの分布変化
- 77 イヌビエの種子および幼植物の根から放出されるアレロパシー物質の単離・同定
- イヌビエの種子および幼植物の根から放出されるアレロパシー物質の単離・同定
- 35 アベナにおける光誘導生生長抑制物質
- シロイヌナズナ種子分泌液におけるレピジモイド酸の単離・同定
- トウモロコシ幼葉鞘の光屈性における抗オーキシン物質ベンゾキサゾリノン類の役割
- シロイヌナズナ芽生えにおける成長調節物質の探索
- オーキシン受容体分子の機能構造解析のための光親和性ラベル試薬の合成
- トウダイグサ有毒ジテルペン,ユーホルニンの合成研究(2)
- トウダイグサ有毒ジテルペン,ユーホルニンの合成研究
- 36 植物の光屈性に関する化学的研究(口頭発表の部)
- A3-14 トウモロコシの光屈性に関する制御物質の化学的研究
- オキセタノシンおよび関連化合物の合成とオキセタノースの化学
- フェノール類の酸化反応を用いた生理活性天然物の合成
- 3 クレス発芽種子から分泌される新規・アレロパシー物質レピジモイド
- アサトン型ネオリグナンの結晶構造と分子内 [2+2] 光反応
- 64 新規生理活性物質レピジモイドのクロロフィル合成・分解に対する影響
- 植物の運動を制御する化学物質
- 56 クレス発芽種子の多感作用物質レピジモイドの全合成と構造活性相関
- 41 クレス発芽種子から分泌される新規アレロパシー物質レピジモイド(口頭発表の部)
- 新規生理活性物質レピジモイドの多面的生理作用
- 動く植物の刺激伝達物質--種によって就眠運動を司る物質に違い
- フェノ-ル類の電解酸化による生理活性物質の合成 (有機電解合成--実用化への進展)
- 電極反応を利用した生理活性リグナンおよびネオリグナン類の合成
- 天然物化学と電気化学の接点--電極反応を利用した生理活性物質の合成 (有機薄膜およびエレクトロオ-ガニックケミストリ-)