イネの矮性同質遺伝子系統における穂孕期冷温障害と水深の関係
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概要
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`しおかり'を反復親としたか12(ユーカラ矮性),か18^k(小文玉錦嬢性)および4-47(低脚鳥尖嬢性)に関する同質遺伝子系統に対して後述の様な2種の処理(DWならびにCAと略称)を行った.処理には人工光の人工気象室を用い,温度と期間はいずれも12℃4日であった.栽培には内径15.6cm深さ19.Ocmの円筒形ポットを用いて土耕とし,ポット当り11粒を直播した.処理期間以外は,自然光の人工気象室にて育成した."DW":低温十深水.処理中に,土面からポットの縁まで14cmの水を満たした.午前5時から午後6時まで50.0001ux前後の照明を行ったため,水温は消灯時まで上昇し続け16℃前後に達した(Table 1).消灯後は,約9時間で12℃まで低下した."CA"1低温十水深Ocm.処理中において,ポット中の土は十分水を含んでいるが,土面には停滞水がないもしくは少ない状態とした.照明は約1.0001uxの低照度として,植物体の温度が上昇しないようにした.両処理とも,各系統の穂孕期間中,1日おきに2ポットずつ処理した.
- 日本育種学会の論文
- 1991-12-01
著者
-
村井 正之
高知大学農学部
-
村井 正之
日本大学農獣医学部
-
広瀬 昌平
元日本大学生物資源科学部
-
広瀬 昌平
日本大学農獣医学部
-
楠谷 彰人
橋川大学農学部
-
新橋 登
訓北海道グリーンバイオ研究所
-
西川 祐一郎
日本大学農獣医学部
-
新橋 登
北海道立上川農業試験場
-
村井 正之
高知大農
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