マザクラ(Prunus lannesiana Wils.)の葉肉組織由来カルスからの再分化
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概要
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オウトウの台木であるマザクラの葉片を,MS培地の有機物を用いたNitsch-Nitsch培地に,2.4-D10-l M,BA10-6Mを添加したO・8%寒天培地で培養した。培養は,28℃,暗黒下および16時間日長の照明下(約3,OO0lux)で行った。置床後1ケ月目に,誘導したカルスを10-4〜10-7MのBA添加培地および、ホルモンフリー培地に移植し,照明下で培養を続けた。移植後3週間目位から,不定芽がカルス上に形成し始めた。不定芽は,暗黒下および照明下で誘導したカルスのどちらからも認められた。誘導した不定芽の生長には,BAをI0-5および5×10-6M含んだ培地が適していた。その後,伸長した茎葉をホルモンフリー培地に移植したところ,発根が認められ,再分化個体を得ることができた。
- 日本育種学会の論文
- 1983-12-01
著者
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