水稲乳苗疎植栽培における生育と収量構成要素の品種比較
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概要
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水稲乳苗疎植栽培は, 乳苗の旺盛な分げつ発生を利用し疎植栽培における茎数確保を容易にする栽培法で, 本栽培法の利点は慣行的な稚苗移植栽培に比較し苗の必要量が2分の1以下に削減でき, しかも省力技術である乳苗育苗を用いるため, 作業の集中化が課題となっている育苗から移植にかけての作業体系において大幅な省力化が可能となることである.早期栽培におけるコシヒカリでは, 乳苗を用い13.9株/m^2にまで疎植化しても慣行栽培である稚苗を用いた22.2株/m^2の栽培と同等の収量が得られることを報告したが, 今回はどのような品種特性が本栽培法に適するかを検討した.
- 1998-06-10
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