高温時の中苗育苗における各種緩効性肥料の肥効
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概要
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麦跡の水稲栽培において収量を安定させるには, 初期生育量を確保し出穂を早め登熱条件を良くすることが必要であり, 稚苗より葉齢の進んだ中苗(4葉苗)の適応性が高い.5月中旬播種の中苗の施肥としては, 基肥量を窒素成分量で1箱当り0〜0.5gに控え, 生育に応じて1〜2回の追肥が行われている.しかし, 育苗期間は高温条件であるため徒長し, 苗質は劣化しやすく, また, 苗代での追肥作業は多労でもある.このため省力的で徒長しにくい施肥法の開発が必要と考えられる.本報では, 高温時の中苗育苗における追肥作業の省略化と健苗の育成のため, 数種の緩効性窒素肥料の肥効と苗形質および本田生育への影響を検討した.
- 1989-01-26
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