マルチ栽培における環境変化と生育 : 第1報 温度の変化について
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概要
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マルチ栽培環境の実態把握は栽培の基礎として重要であり,とくに温度環境は最も重要な事項と考えられた。このような観点からマルチ条件下の温度様相を把握しようと昭和42年から各種の畑作物のマルチほ場について検討した結果,まずマルチの昇温効果の消滅する指標として葉面積指数をとりあげたが,作物の種類や年次をこえて葉面積指数4.0m^2/m^2で消滅することを認めた。つぎに気温と地温の関係が極めて密接な連動を示すことに着目して,まず平均気温と無マルチ平均地温との関係および気温較差と昇温度との関係の密接なことを明らかにし,それぞれの回帰式をもとめ,これを基礎にしてマルチの昇温度および平均地温の推定がある程度可能なことを明らかにした。
- 日本作物学会の論文
- 1976-06-01
著者
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