水稲の混合栽培に関する研究 : 第2報地下部の競合と生育との関係
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概要
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水稲の地下部の競合と生育との関係を見るたあ,西海137号と台中杣10号を供試してポットで単植区,混植区,地下部の競合のない混植区をもうけて試験した。1.草丈は西海137号の混植区で低くなったが,地下部の競合のない混植区は単植区との差が小さかった。2.主桿の出葉速度は両品種とも処理の違いによる有意差が認められず,混植の影響を受けにくいと思われた。3.全乾物重は移植後46日に混植によって台中杣10号が増加し,西海137号は抑えられた。4.器官別乾物割合の推移は地下部の競合をなくした区と単植区が同じであった。混植区は台中和10号の根の割合が増加したため,台中杣10号と西海137号の生育差が拡大した。
- 日本作物学会の論文
- 1984-12-24
著者
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