低温下における水稲根の細胞分裂と伸長
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概要
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近年,暖地において水稲の早期栽培あるいは二期栽培が行われるに至り,水稲の播種も気温の低い3月中・下旬になされるようになった。従ってその頃の地温は低く,発芽後当分の間は地下部も5℃〜10℃の低温に遭遇することがあると思われる。しかるに水稲根の細胞分裂や伸長に及ぼす温度の影響についての従来の研究は,15℃、以上の比較的高温の場合が多く,15℃以下の低音の影響についてはほとんど行われていないようである。本実験は低温によって,水稲根の機能特に細胞分裂や伸長がいかなる影響を受けるかを知るために行った。
- 日本作物学会の論文
- 1960-10-25
著者
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