九州肥沃水田における水稲品種の変遷と生育について
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概要
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1)佐賀県平坦肥沃水田における明治末年からの代表的水稲品種(神力,神山,道海神力,農林18号・ベニセンゴク,ホウヨク,コクマサリ,シラヌイ)を少肥疎植および多肥密植条件で栽培し,収量性および収量構成要素などの変化を検討した。2)新しい品種ほど肥料反応性および密植適応性が向上しており,玄米収量は増加している。このような収量増の要因として,短稈穂数化による収量増加と倒伏抵抗性の付与,葉身の直立による受光態勢の改良などが考えられる。さらに,稔実歩合,穂重歩合,籾摺歩合の向上も多収性に関係していると思われる。
- 日本作物学会の論文
- 1976-06-01
著者
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