水稲幼胚の発芽力を得る最初の時期に及ぼす栽培時期の影響
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概要
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水稲における授粉後胚の発育途上において,発芽能力を得る最初の時期は,寺岡(1928)(1)は8〜10日目,野口(1929)(2)は7日目,御園生(1934)(3)は6〜9日目,長戸・菅原(1952)(4)は7日目,雨宮・明峰。鳥山(1956)(5)は早生で6〜7日目,中生で7日目,晩生で8〜9日目であると報告している。しかし,これらは関東地方以北の地域における普通栽培時期の水稲を材料にしたものであって,九州の如き暖地においても同一の経過をたどるか否か必ずしも明らかでない。著者等は,九州における水穏幼胚は授粉後側日目から発芽カを得るか,叉栽培時期を移動した場合にそれが如何なる変異を示すかを明らかにするために,1957年および1958年に実験を行った。
- 日本作物学会の論文
- 1959-12-08
著者
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