麦類の倒伏におよぼす環境要因の影響 : 第4報 人工降雨装置と自然降雨の観測による倒伏現象の解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Lodging of wheat and barley plants is regarded to be directly due to wind and rain. Wind forces exerted on plants or plant canopies were determined by mobile wind tunnel and measurement method of wind velocities over fields in previous papers. This paper deals with the influence of rainfall on lodging. Experiments with artificial rain and observations of rain and lodging in fields were made during ripening stage of wheat and barley plants in 1963 and 1964. Rainfall was supposed to affect lodging by increasing fresh weight of plants through wetting their surface, and increasing inclined angle of culms with kinetic energy of rain drops. Results obtained by artificial rainfall treatment indicated that lodging was caused by rain especially in case of weak wind (about 3 m/sec) when plant surface was fully wetted, and higher rainfall intensity led to heavier lodging both in field and isolated tiller. It was concluded from the results of observations of rain and lodging of plants that the lowest precipitation which caused lodging was about 3 mm, and no relationship was established between rainfall intensity and lodging. This was due to the fact that lodging was so often because of repeated rain in 1963. Results obtained by these experiments and observations seemed to support the above supposition concerned with influence of rainfall on lodging. Another influence of rainfall on lodging might be supposed, that is, rainfall would increase soil moisture and decrease soil hardness, resulting lower culm-support of soil. This will be discussed in a later paper.
- 日本作物学会の論文
- 1967-06-10
著者
関連論文
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第8報 節組織の生長および物理的性質に及ぼす生長物質の影響について
- 第12集 日本の畑作(その3) : ムギとムギ作
- 麦類の光合成に関する生態学的研究 : 第3報 同化諸器官の光合成能力の生育時期別変化
- 麦類の光合成に関する生態学的研究 : 第2報 圃場条件におけるコムギ, ライムギ個体群の光合成
- 光競争条件下にある二種の植物混合群落の生長のシミュレーション
- 食糧問題とOR
- 注目される普通作物・特用作物 (注目される海外の新作物)
- 麦類の倒伏におよぼす環境要因の影響 : 第4報 人工降雨装置と自然降雨の観測による倒伏現象の解析
- 麦類の倒伏におよぼす環境要因の影響 : 第3報 地上部の風圧の品種間差異
- 麦類の倒伏におよぼす環境要因の影響 : 第2報 移動式風洞による強風処理と麦畑上の風の測定
- 麦類の倒伏におよぼす環境要因の影響 : 第1報 移動式風洞による倒伏の品種間差異
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第15報 ^C トレーサー法による強稈性の生理的研究(2)
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第14報 栽植密度と稈強度との関係
- 麦類の倒伏機構に関する研究 : 第14報 栽植様式と強稈性との関係 (第141回講演会)
- 麦類の倒伏機構に関する研究 : 第13報 強稈性の生理的研究 (2) (第141回講演会)
- 麦類の倒伏機構に関する研究 : 第12報 作物体付着水測定装置と付着水の測定 (第140回講演会)
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第13報 節肥厚部の組織化学的観察
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第12報 稈の組織化学的観察
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第11報 ^C トレーサー法よる強稈性の生理的研究 (1)
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第10報 稈の曲げ剛性について
- 麦類の倒伏機構に関する研究 : 第10報 風雨条件が倒伏に及ぼす影響 (3) (第139回講演会)
- 麦類の倒伏機構に関する研究 : 第9報 稈の組織化学的特異性について (第139回講演会)
- 麦類の倒伏機構に関する研究 : 第8報 ^C トレーサー法による強稈性の生理的研究 (1) (第139回講演会)
- 麦類の倒伏機構に関する研究 : 第7報 稈の曲げ剛性率について (第139回講演会)
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第9報 節組織の背地性屈曲反応について
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第7報 節組織の発育に伴なう曲げモーメントの変化について
- 作物群落の計量植物学的研究 : 第4報 水稲群落の光合成の構成について
- 作物群落の計量植物学的研究 : 第3報 水稲群落内の光環境
- 作物群落の計量植物学的研究 : 第2報 品種・生育段階による水稲の群落構造の変化
- 麦類の倒伏機構に関する研究 : V 節組織の機能について (第137回 講演会)
- 麦類の倒伏機構に関する研究 : IV 遮光条件が強稈性におよぼす影響 (第137回 講演会)
- 麦の倒伏機構に関する研究 : II 稈の形成と強さとの発達について (第135回 講演会)
- 麦の倒伏機構に関する研究 : I 稈の形成過程について (第135回 講演会)
- 麦類の登熟機構に関する研究 : II. 栽培密度が麦類の登熟様相におよぼす影響 (第133回 講演会)
- 麦類の登熟機構に関する研究 : I. 栽培密度が環境条件と麦類の生育におよぼす影響 (第133回 講演会)
- 作物群落内におけるエネルギーとガスの交換に関する研究 (3) : トウモロコシ群落の構造について
- 作物群落内におけるエネルギーとガスの交換に関する研究 (5) : 大麦群落の幾何学的構造と直達光の透入
- 麦類の倒伏機構に関する研究 : IV 風雨条件が倒伏におよぼす影響 (2) (第137回 講演会)
- 麦の倒伏機構に関する研究 : III 風雨条件が倒伏におよぼす影響(その 1) (第135回 講演会)
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第6報 遮光条件が稈の組成に及ぼす影響
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第5報 遮光条件が稈の発達に及ぼす影響
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第4報 稈の物質的組成について
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第3報 稈における葉鞘および膨圧が稈強度に及ぼす効果について
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第2報 稈における物理的性質の発達
- 大麦の強稈性に関する研究 : 第1報 稈の形態形成過程について