分子生物学的手法を用いた生検標本からの予後推定
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概要
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このシンポジウムにおいては, 分子生物学的手法を使用して口腔癌の生検標本から予後推定を行うための現況について, 文献的考察を行った.免疫組織化学手法, PCR(polymerase chain reaction)関連の手法およびフローサイトメトリーの3種の方法で発見された有用なマーカー;オンコジーン(myc, ras, cyclin D1, erbB2, bcl-2), 腫瘍サプレッサージーン(LOH:loss of heterozygosityで不活性化する遺伝子p53, Rb), 細胞増殖に関連する因子と手法(Ki-67, PCNA, AgNORs, BrdU, VEGF), 転移浸潤増殖に関連する因子(cadherin, catenin, desmoglein, MMP), その他の細胞増殖や遺伝子の安定性に関連する因子(ヒトパピローマウイルスHPVなど幾つかのウイルスDNAやテロメラーゼなど)などについて各種分析方法を紹介しつつ予後マーカーとしての有用性と将来性について考察した.
- 大阪歯科学会の論文
- 2000-09-25
著者
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