大雪山白雲小屋における気温変動特性

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概要

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山岳永久凍土が存在するような高山地域の気温変動特性を明らかにするために,大雪山白雲小屋及びその周辺の上川盆地における気温データ解析を行った。その結果,大雪山における気温変動には次のような特徴がみられた。(1)年平均気温が同程度でも,年により年較差の大きさは異なる。年較差は低地に比べて大きい。(2)日較差は,逆に低地に比べて小さくなる。日較差の月平均値の年変化には季節性がみられ,春から夏にかけてやや大きく,秋から冬には小さい。しかし,その年変化の幅は低地に比べると小さい。(3)山地と低地間の気温減率は夏に小さく冬に大きいという季節性をもつ。また,最高気温と最低気温の減率を比較すると,最高気温のそれの方が大きい。
北海道大学の論文

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