PCPS下に右スリーブ肺全摘術を行った肺芽腫症例
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概要
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PCPS下に気管・気管支形成術を行った肺芽腫症例を報告する.症例は69歳, 女性.咳嗽, 呼吸困難を訴え当科紹介となった.右主気管支より突出するポリープ状の腫瘍を認めた.手術待機中, 腫瘍が気管に突出し気道閉塞の状態となり, 一時的な気道確保の目的でシリコン・ステントを留置した.その後根治手術として右スリープ肺全摘術を施行した.術後病理検査で右上葉原発の肺芽腫と診断された.術前呼吸状態が不良であったため術中にPCPSを使用した.PCPSは気管・気管支形成術における呼吸補助手段として有意義な手段であると考えられた.
- 特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会の論文
- 1999-07-15
著者
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桝屋 大輝
神鋼病院 呼吸器外科
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岡本 卓
香川医科大学第二外科
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中島 尊
香川医科大学第二外科
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劉 大革
香川医科大学第二外科
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亀山 耕太郎
香川医科大学第二外科
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林 栄一
香川医科大学第二外科
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前田 昌純
香川医科大学第2外科
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中元 賢武
香川医科大学第2外科
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杉田 礼典
香川医科大学第二外科
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杉田 礼典
香川医科大学 第2外科
- 桝屋 大輝
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前田 昌純
香川医科大学
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林 栄一
日本赤十字社和歌山医療センター呼吸器外科
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中元 賢武
香川医科大学 第2外科
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林 栄一
香川医科大学 第2外科
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亀山 耕太郎
香川医科大学 第2外科
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