内科領域における行動医学の実践(心身医学における新しい方法論としての行動学)(第36回日本心身医学会総会)
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概要
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日常の誤ったあるいは不適切なライフスタイルは, 慢性疾患, 特にストレス関連疾患の病態形成に深く関与している。したがって, 治療過程においては行動因子が病態を改善する主な治療要因の1つに加えられて当然である。現在, 慢性疾患の治療の基本を患者の治療への積極的参加, つまり自己コントロールにおいている以上, 行動医学的アプローチは有用な治療技法の1つになりうるし, 従来からの医療を補完することにもなる。慢性の内科疾患の病態は多因子からなるため, 経過観察や治療においてはいくつかの治療技法が必要とされる。その際重要なことは, 行動医学の立場から病態を分析し, 不適切な行動の消去と望ましい行動の形成をはかることである。ここでは, 当科で行っている行動医学による治療の実際を紹介する。
- 日本心身医学会の論文
- 1996-01-01
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