わが国における摂食異常症患者の実態調査について : 1997年の全国6県の調査から
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概要
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摂食異常症患者の実態調査を新潟, 兵庫, 広島, 福岡, 大分, 鹿児島の6県で行つた.期間は1997年9月15日〜12月14日.対象は上記の県の主な治療施設に摂食異常を訴えて受診した患者.376人にアンケートを行い358人がDSM-IVに基づいて診断された.その結果, 神経性食欲不振症が178人, 神経性過食症が112人, 特定不能の摂食障害が68人であつた.男女比は1:34.8, 調査時平均年齢は22.7歳.平均罹病期間は51.1カ月と長期にわたつていた.罹病期間は排出型で64.0カ月, 非排出型で29.3カ月と排出型群で有意に長かつた.QOLの低下も相当数みられた.今後, 患者の社会適応を促すため中間施設を作るなど治療システムの構築が必要と考えられる.
- 日本心身医学会の論文
- 2000-12-01
著者
-
成尾 鉄朗
野上病院心療内科
-
野添 新一
鹿児島大学医学部心身医療科
-
増田 彰則
鹿児島大学医学部第1内科
-
鷺山 健一郎
鹿児島大学医学部附属病院心身医療科
-
成尾 鉄朗
鹿児島大学医学部附属病院心身医療科
-
胸元 孝夫
鹿児島大学医学部附属病院心身医療科
-
穂満 直子
鹿児島大学医学部附属病院心身医療科
-
野添 新一
志學館大:松下病院
-
胸元 孝夫
鹿児島大循環器・呼吸器・代謝内科学
-
添嶋 裕嗣
鹿児島大学医学部心身医療科
-
穂満 直子
鹿児島大学病院心身医療科
-
鷺山 健一郎
鹿児島大病院呼吸器・ストレスケアセンター心身医療科:鹿児島大大学院社会・行動医学講座
-
添嶋 裕嗣
鹿屋体育大学
-
添嶋 裕嗣
鹿屋体育大学体育学部スポーツライフスタイル・マネジメント系
-
野添 新一
鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科社会・行動医学講座
-
成尾 鉄朗
鹿児島大学医学部第一内科
-
成尾 鉄朗
鹿児島大学医学部心身医療科
-
野添 新一
鹿児島大学
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