小児発症1型糖尿病症例 : 家族の問題と医療のあり方 : 生活習慣病の難治化予防における心身医学の関わり : 糖尿病を中心に
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概要
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長期入院を余儀なくされ,学校生活ができない小児発症の1型糖尿病患者2例を通し,背景(特に家族の問題と医療のあり方)について考察した.2例とも女子高校生で,血糖コントロール不良に加え受療行動の問題点も指摘され,当科へ紹介入院となった.ともに発症後の家族サポートが不十分で,闘病生活の中で次第に孤立感を深めていった.自己防衛性が強くストレス対処行動が未熟で,治療者への反発や拒食・過食などの問題行動を繰り返しており,結果,血糖コントロールは不良であった.これらは,血糖コントロールの問題だけに目が向きすきて望ましい治療者-患者関係が確立できず,病気を受容しつつ成長も促すという成長モデルへの視点の欠如が関与していた.
- 日本心身医学会の論文
- 2002-04-01
著者
-
成尾 鉄朗
野上病院心療内科
-
野添 新一
鹿児島大学医学部心身医療科
-
出口 大輔
鹿児島大学医学部附属病院心身医療科
-
野添 新一
志學館大学大学院
-
安原 大輔
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科社会行動医学講座心身内科学分野
-
出口 大輔
鹿児島大心身医療科
-
成尾 鉄朗
鹿児島大学医学部附属病院心身医療科
-
胸元 孝夫
鹿児島大学医学部附属病院心身医療科
-
松本 聰子
鹿児島大学医学部附属病院臨床心理室
-
野添 新一
志學館大:松下病院
-
野添 新一
鹿大内科
-
胸元 孝夫
鹿児島大循環器・呼吸器・代謝内科学
-
松本 聰子
吉村病院 心療内科
-
松本 聰子
吉村病院心理室
-
安原 大輔
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科心身内科学講座:鹿児島大学病院呼吸器・ストレスケアセンター心身医療科:ファミリーhp薩摩
-
野添 新一
鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科社会・行動医学講座
-
成尾 鉄朗
鹿児島大学医学部第一内科
-
松本 聰子
鹿児島大学医学部付属病院臨床心理室
-
成尾 鉄朗
鹿児島大学医学部心身医療科
-
安原 大輔
鹿児島大学医学部心身医療科
-
野添 新一
鹿児島大学
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