水稲におけるマラチオンおよびメチルパラチオンの代謝生成物
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概要
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出穂期の水稲に散布した^<35>S-malathionおよびmethyl parathionの穀粒部分における分解生成物の性質を調べた。散布一週間後に穀粒部分の^<35>S含有物質をクロロホルム-水間に分配させると, 大部分は水層に移行する加水分解生成物に変化していることを認めた。イオン交換クロマトグラフィーにより分解生成物の分離を行ない, 主要な^<35>S含有物質としてmalathionの場合thiophosphoric acid, 0,0-dimethyl S-(1,2-bis-carbo xy)-ethyl dithiophosphate, 0,0-dimethyl S-(1-carbo-xy-2-carboethoxy)-ethyl dithiophosphate, methyl para thionの場合, thiophosphoric acid, 0,0-dimethyl thiophosphoric acid, 0-methyl 0-p-nitrophenyl thiophosphoric acidを検出した。
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1962-03-30
著者
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