卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの2種寄主卵に対する反応の差異
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The response of the egg parasitoid wasp, Ooencyrtus nezarae Ishii to eggs of the two host bugs, Riptortus clavatus and Piezodorus hybneri, was investigated in laboratory experiments. In a test tube, 80% to 100% of O. nezarae female wasps parasitized eggs of R. clavatus. On the other hand, less than 60% of females parasitized egg masses of P. hybneri. The female wasps tended to attack R. clavatus first when provided with eggs of both R. clavatus and P. hybneri in a test tube, and took more time to start oviposition behavior on P. hybneri eggs than on R. clavatus eggs. These results indicate that O. nezarae females prefer R. clavatus eggs to P. hybneri eggs. The females' acceptance ratio for R. clavatus did not change after several generations reared on P. hybneri, suggesting that the preference for R. clavatus is partly determined genetically. Significantly higher survivorship was recorded in O. nezarae developed in eggs of R. clavatus than in eggs of P. hybneri. In addition, female wasps emerging from R. clavatus showed greater fecundity and longevity. These findings suggest that the preference for R. clavatus is correlated with the reproductive success of O. nezarae on R. clavatus.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1999-05-25
著者
関連論文
- 茨城県南部で確認されたアルファルファタコゾウムシの捕食寄生性天敵
- J205 リンゴコカクモンハマキ核多角体病ウイルスオランダ株のin vivoクローニングと得られたクローンの性状解析
- 本州中部・北部におけるアルファルファタコゾウムシの分布 : 2006年春季の調査
- H117 千葉県でセマダラコガネ幼虫に発生した乳化病について(病理学・微生物的防除 線虫)
- 沖縄本島におけるキスジホソヘリカメムシの卵寄生蜂
- ホソヘリカメムシ合成集合フェロモンがダイズ圃場における天敵卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの密度および寄生率に及ぼす影響
- カメムシ低密度地域のダイズ生産における適切な農薬散布回数
- 自動計数機能付き昆虫誘殺装置を用いたホソヘリカメムシの誘殺消長
- 摂食の有無がホソヘリカメムシ雄成虫の同種他個体に対する誘引性に及ぼす影響
- ホソヘリカメムシ合成誘引物質を用いたトラップによる誘殺消長
- 12.紫外線放射を低減した蛍光ランプの開発((2)光源・回路・放電現象(I)(電球,蛍光ランプ関係),照明器具)
- ホソヘリカメムシの3種卵寄生蜂幼虫の寄主卵内における種間競争
- ホソヘリカメムシ合成集合フェロモンによる卵寄生蜂の誘引 (昆虫機能研究会(平成8年度)) -- (分科会)
- ホソヘリカメムシ合成集合フェロモンに対するホソヘリカメムシと卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの反応の差異
- カメヌシのフェロモンの一成分による天敵卵寄生蜂の誘引
- ホソヘリカメムシ合成集合フェロモンによる天敵卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの誘引
- 卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの夏ダイズ圃場における発生消長
- 夏ダイズ圃場で捕獲された卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチOoencyrtus nezarae ISHIIの前翅長による寄主推定の試み
- ダイズ畑に飛来侵入したイチモンジカメムシの卵巣発育と産卵特性
- 卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチとダイズカメムシ類の寄主・寄生者関係に関する研究
- カメムシ類雄成虫のフェロモンとそれによる天敵捕食寄生者の誘引
- A201 カメムシタマゴトビコバチの寄主卵探索行動に及ぼす植物由来情報の影響(寄生・捕食・生物的防除)
- F221 産卵経験および継代寄主種がカメムシタマゴトビコバチの産卵率に及ぼす影響(捕食・寄生・生物的防除)
- D301 カメムシタマゴトビコバチの2種寄主卵の識別および認知における卵表面の化学物質の関与(寄生・捕食・生物的防除)
- 卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの2種寄主卵に対する反応の差異
- C128 卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの2種寄主卵に対する反応の差異(寄生・捕食・生物的防除)
- A229 卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの寄主選好性(寄生・捕食 生物的防除)
- E113 2種カメムシの産卵部位の違いによる卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの寄生の差異(寄生蜂・生物防除)
- C107 卵寄生蜂カメムシタマゴトビコバチの夏ダイズにおける発生消長(生物的防除)
- D13 夏ダイズにおけるホソヘリカメムシの卵寄生蜂の発生生態(天敵・生物防除)
- G8 顆粒病感染アワヨトウ幼虫でのカリヤコマユバチの発育(病理学)
- B112 イチゴ葉を摂食したハスモンヨトウ幼虫のBT剤に対する感受性低下の原因について
- S071 ハスモンヨトウ防除用新規ウイルス剤の開発(昆虫病原微生物(微生物的防除)小集会-廣森創先生を偲んで-)
- D304 チャノコカクモンハマキEntomopoxvirus(EPV)の性状解析(線虫 病理学 微生物的防除)
- C207 ハスモンヨトウに感染する核多角体病ウイルスのクローニングと生物活性(病理学・微生物的防除)
- F213 ハスモンヨトウ核多角体病ウイルス数分離株の病原性(病理学・微生物的防除)
- 昆虫ボックスウイルス感染幼虫体液がin vitro培養のカリヤコマユバチ幼虫の生存に及ぼす影響
- A314 チャハマキ野外個体群におけるオス殺しウイルスの有病率の時空間的変動
- H304 特異的RNAを用いたチャハマキのlate male-killing因子の解析
- J210 何故BT剤はイチゴ畑で発生しているハスモンヨトウに対して効果が低いのか?
- J209 寄生蜂に殺虫活性をもつ昆虫ウイルス由来タンパク質の特性
- B213 チャノコカクモンハマキ核多角体病ウイルスの感染力とハマキガ科昆虫中腸上皮細胞への親和性との関係
- 捕食寄生者と病原微生物によるチャハマキ蛹期の死亡
- チャハマキの発育に及ぼす温度と日長の影響
- D315 昆虫ポックスウイルスに感染したチャハマキ幼虫におけるハマキサムライコマユバチの発育阻害について
- D314 チャノコカクモンハマキ幼虫における核多角体病ウイルスとハマキサムライコマユバチとの相互作用
- B212 チャノコカクモンハマキ幼虫から分離された顆粒病ウイルス変異株の性状解析
- B107 致死時間が異なる2種核多角体病ウイルスがチャノコカクモンハマキ個体群に及ぼす影響
- A313 チャハマキMale-killing系統の組織学的変性と因子の増殖との関係
- J206 高濃度核多角体病ウイルス接種によって引き起こされる宿主の早期致死について
- J202 ハスモンヨトウ核多角体病ウイルス(SpltNPV)の宿主範囲決定機構
- J103 宮崎県においてチャノコカクモンハマキより分離されたバキュロウイルスの性状解析
- H303 チャハマキmale-killing系統におけるオス幼虫の病理組織学的観察
- J217 チャハマキ幼虫における昆虫ポックスウイルス感染がハマキサムライコマユバチの発育に及ぼす影響(一般講演)
- J216 ハスモンヨトウ幼虫における顆粒病ウイルス感染がギンゲハラボソコマユバチの生存に及ぼす影響(一般講演)
- J201 ハマキサムライコマユバチApanteles adoxophyesiの生態的特性(一般講演)
- タンニン酸とイチゴおよびシソ葉に存在するポリフェノール化合物がBT剤のハスモンヨトウ幼虫に対する殺虫活性に及ぼす影響
- 応用動物昆虫学の最近の進歩
- 産業と行政 : 新しい生物農薬の開発プロジェクト
- 飼料条件を異にしたアメリカシロヒトリ幼虫のウイルス感染抵抗性
- ホソヘリカメムシのダイズ圃場における発生消長と合成フェロモントラップによる誘殺消長の差異
- アワヨトウ幼虫における相変異と緑きょう病菌感染抵抗性