自動計数機能付き昆虫誘殺装置を用いたホソヘリカメムシの誘殺消長
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概要
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ホソヘリカメムシの発生量調査にかかる労力を軽減するため,太陽電池によって連続稼働する自動トラップを用いて本種のモニタリングを行い,その利用可能性を検討した.誘引源には本種雄成虫由来の合成誘引物質を用いた.調査には比較対象として水盤トラップによるモニタリングを実施した.自動トラップの自動カウント数と実際の誘殺数の間には誤差が認められた.これは現計測システムの技術的な制約から,対象外の大型昆虫の飛び込みにうまく対処できないことなどが原因であると考えられた.誤差は大きかったものの水盤トラップと自動トラップの誘殺消長は概ね一致した.このため,今回の結果を基にさらに改造を施せば省力的な調査を目的とした本自動トラップは充分に利用価値があると考えられる.
- 2006-05-25
著者
-
伊藤 健二
中央農研・農環研
-
守屋 成一
中央農業総合研究センター
-
水谷 信夫
中央農業総合研究センター
-
田渕 研
森林総研北海道
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田渕 研
中央農業総合研究センター
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伊藤 健二
中央農業総合研究センター
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