神経科・臨床心理・心療内科合同チームによるコンサルテーション活動の意義 : 5年間の活動を振り返って
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概要
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都立大久保病院では, 神経科1名・臨床心理1名・心療内科2名の合同チームを結成し, 医師や看護スタッフからの個別の直接依頼と並行して, 週1回全病棟を訪問する形式のコンサルテーション活動を行っている.今回は1994年4月〜1999年3月の5年間の活動から合同チームの意義を検討した.5年間に相談を受けた923例中, 病棟訪問時に合同チームに依頼されたのは261例(28.3%), そのうち合同チームでその場で対応できたのは172例(65.9%)であった.合同チームを結成することで, 限られた人員でも病棟におけるさまざまな要望に対応できたと考えられ, 合同チームのメンバーがお互いのサポートシステムとして機能していることも確認できた.
- 日本心身医学会の論文
- 2001-01-01
著者
-
上野 豪志
都立大久保病院精神科
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上野 豪志
都立大久保病院神経科
-
赤松 えり子
都立大久保病院
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門倉 春子
都立大久保病院心理相談室
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俵 里英子
都立大久保病院心療内科
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赤松 えり子
都立大久保病院心療内科
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赤松 えり子
都立大久保病院内科
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