生命維持のための治療を施行するうえで,心身医学的ケアが特に必要であった23歳糖尿病,心因性嘔吐症の1例(第1報) : 併診医の立場でリエゾン的に機能することについて
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概要
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都立大久保病院は300床を有する総合病院であり,心療内科,神経科,臨床心理合同チームによるコンサルテーション活動を続けている.今回,インスリン治療や経管栄養など生命維持のための治療に強い怖れを抱き,心身医学的ケアフが特に必要であった1例を取り上げ,さまざまな身体的治療を患者が受け入れられるよう治療に関わる他科の医師やスタッフに働きかけて連携を図り,患者を取り巻く治療環境を根気よく構築した過程を考察した.総合病院において,医療チームとして形成しない場合でも,コンサルタントや併診医として他科に働きかけ,心身医学的な問題を未然あるいは早期に扱うリエゾン的活動が可能であると考えられた.
- 日本心身医学会の論文
- 2003-08-01
著者
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