幼・小・中・高の学習課程における総合的な学習の時間の体系的展開 : 情報活用能力の活性化に向けての課題と方法
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概要
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一貫教育体系において総合学習を進める上での論点を整理し, 教育実践上の課題を考察する. まず, 概念的枠組みの基盤として, 一貫教育のとらえ方と総合学習の意義と本質を指摘し, 課題解決学習を軸とすることで, 両者を融合してとらえ, あわせて, 総合学習のテーマが満たすべき用件について提示する. 次に, 方法的プロセスとして, 課題解決学習のガイドラインとして「調べ学習の6つのステップ」を導入する意義と概要を解説し, その第1ステップ(学習課題の設定)の重要性を論じる. 最後に, こうした検討に基づいて実践されたAMLプロジェクトの取り組みを提示する. すなわち, このプロジェクトでは, 総合学習のテーマとして「水」を採用し, また, 学習を進めるガイドラインに「調べ学習の6つのステップ」を用いることを前提として, その第1ステップ(学習課題の設定)を支援する3点のマルチメディア型の教材(「水」のシソーラス,「水」のマルチメディアディクショナリー, 学習履歴情報蓄積・検索機能)を開発したが, それらの教材の構造と特徴を指摘する.
- 日本教育情報学会の論文
- 2001-03-10
著者
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