10日間の速読講習による1550人の心身機能の変化(<特集>Human PSI Forum "Human Potential Science" Internationl Forum「潜在能力の科学」国際フォーラム : 物理・生理学的アプローチ Joint with 「こころと体の不思議」国際フォーラム 第14回生命情報科学シンポジウム(国際版) 2002年8月22〜27日(木〜火) 於 : 千葉市 幕張新都心 OVTA(オブタ))
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概要
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栗田式速読法は1987年に提唱され、1991年から一貫した内容の指導が始まった。以来、393クラスが終了し、1万2千人以上の生徒の詳細なデータが蓄積されて来た。心身相関を活用して、文字情報の従来の入力・処理・出力を、「分散入力、並列処理、統合出力」と呼ぶ新方式にパラダイムシフトさせるのがその訓練方法の要点である。本研究では、週1回、十週間の講習を通じて知的機能を含む心身の機能がどのように改善されたかを調べた。対象は、1995年から2002年まで10週間に10日間かけて行われた22クラスの参加者で、合計1550人の成人である。読書速度は平均870字/分から平均22959字/分で平均26倍になった。計算速度(1分間にできる一桁加算の個数。作業効率の指標)は平均71点から101点となり、平均42%の効率アップを示した。迷路抜け速度(20秒間に抜けることができる単位迷路の個。認知力の指標数)は平均7点から21点になり、3.0倍となった。身体の元気度の改善も生じた。10週間という短期間におけるこの成果は、周辺視野から潜在意識への経路を活性化し、情報処理の新しいパスウエイを確立して知的活動度を高めることで生じたものである。本研究の結果から、一般成人においてこのような著明な変化を引き起こすことが普遍的に可能であることが示唆された。
- 国際生命情報科学会の論文
著者
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